QualcommがEmbedded USB Debug(EUD)のソースコードを公開した。
EUDは2018年以降のQualcomm SoCに組み込まれたUSB経由のデバッグインターフェイスである。
EUD有効化後、PC上に7ポートUSBハブとして認識され、そのうち1ポートでSWDインターフェイスが提供される。
QualcommはopenOCD向けEUD統合ブランチを更新し、実際のビルドやRebase作業が進められた。
リバースポートしたopenOCDパッチはSnapdragon845でテスト済みで、他世代でも動作が期待される。
EUDにはSWDのほかUARTやトレース機能もあり、さらなるケースでのデバッグが可能になる。
Linuxカーネル、U-Boot、TF-A、OP-TEEなどの垂直統合BSPデバッグへの応用が見込まれる。
開発コミュニティはSoC間のレジスタ差異やリセットビット、SMP対応に関する貢献を募っている。
製品デバイスではフューズや署名されたデバッグポリシーによりEUDが制御されるが、一部で再有効化も確認される。
実行レベル制御やEL2ハルトからの権限昇格は検証の結果難しいが、報告があれば歓迎される。
EUDは高価なデバッグ機材を不要にし、セットアップ時間を短縮しリモートデバッグを容易にする可能性がある。
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