著者は2024~25年にウクライナでFPVドローン部隊に半年間従事し、期待外れの多さを実感
FPVドローンは1辺7~12インチの小型クアッドコプターを使い捨てで爆薬(最大1.5kg)を運搬し、VRゴーグルで操作
統計上、出撃の43%が目標への着弾・起爆に成功。気象・技術的問題や電波妨害を含めると成功率は20~30%に低下
ほとんどの任務は迫撃砲など他兵器による“ダブルタップ”の二番手として使用され、本来能力を活かした単独精密攻撃は一桁%にとどまる
FPVドローン1機あたり約500ドルに対し、迫撃砲弾や他ドローン搭載弾は100ドル未満で、代替手段の方が経済的かつ信頼性が高い
天候や夜間、電子妨害に弱く、機体故障(出撃前に25%)、信号途切れ、起爆失敗(10%)、敵味方無線干渉で多くの出撃が失敗
操縦には高度な習熟が必要で、安定飛行や低速飛行が苦手な不安定機体のため訓練期間は長く、現場学習が主流で熟練度にばらつき
無線式の代替として光ファイバー式ドローンも登場するが、機動性制限やコスト高、供給不足などの課題を抱える
著者はNATOにはFPVドローンより迫撃砲支援の強化と、Switchbladeなど高性能ロイタリング弾薬の導入を推奨
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