uvビルドバックエンド解説

uv_build は PEP 517 準拠のネイティブビルドバックエンドで、デフォルトの hatchling から将来的に uv に移行予定です。

純粋な Python コードのみをサポートし、拡張モジュールを含む場合は別のバックエンドが必要です。

既存プロジェクトでは pyproject.toml の [build-system] に uv_build を追加し、バージョンの上限を指定して設定します。

uv 実行ファイルにはビルドバックエンドが同梱され、互換バージョンがある場合は自動で利用されます。

モジュールはデフォルトで src/<package_name>/__init__.py 配下に配置され、module-name と module-root で変更可能です。

ネームスペースパッケージは module-name にドットを含め、namespace オプションで複数ルートをサポートします。

スタブパッケージは名前に -stubs を付け、__init__.pyi を探すことで識別されます。

ソース配布とホイールのファイルの包含・除外は設定パターンで制御され、除外が優先されます。